Tag: ソクラテス

「自分を知ること – 自己認識の価値と限界」コースレビュー

Enroll Course: https://www.coursera.org/learn/know-thyself-the-examined-life こんにちは!今日はCourseraで提供されている「Know Thyself – The Value and Limits of Self-Knowledge: The Examined Life」コースについてレビューします。このコースは、古代ギリシャのデロス神殿に刻まれた「自分を知れ」という言葉がテーマです。このコースを通じて、自己認識がどれほど価値があり、また限界があるのかを探ります。 コース概要 コースは、自己認識の意義や重要性、そしてそれが欠けたときになぜ人は他者よりも知恵、徳、能力が不足するのかを明らかにしようとします。 コースのシラバスは非常に興味深く、以下の5つのモジュールから構成されています: Socrates and the Examined Life – ソクラテスが示した「反省された生活」に関する議論。 Descartes’ Essence – デカルトの疑念主義について。 A…

古代の知恵を学ぶ:Courseraの「Reason and Persuasion: Thinking Through Three Dialogues By Plato」レビュー

Enroll Course: https://www.coursera.org/learn/plato-dialogues 皆さん、こんにちは!今日はCourseraの素晴らしいコース「Reason and Persuasion: Thinking Through Three Dialogues By Plato」がどれほど役立つか、私の体験を通じてお伝えしたいと思います。 このコースは、古代のソクラテスの対話法を通じて、信念を根本から見直し、その上で持続可能な理解を築くことを目的としています。全6週間にわたって、プラトンの対話「エウチュプロ」、「メノン」、「国家」第一巻を学びます。また、0週目から6週目にかけては、プラトンの文献に対する現代の倫理学と道徳心理学についても考察します。 このコースの魅力は何と言っても、プラトンの哲学を深く理解し、自分自身の価値観を再考する機会を提供してくれるところです。最初の週は「エウチュプロ」という短い対話から始まり、神聖さの本質についてソクラテスが提起する問いが中心です。1週目は一般的な導入となっているため、初めてプラトンに触れる方でも安心して参加できます。 続く週には、「メノン」における美徳の意味や、ソクラテス的なアプローチがどのように自己認識を促すかが探求されます。特に、ソクラテスが「美徳は教えられるのか?」と問いかける場面は、参加者自身に深い思考を促します。 また、「国家」第一巻では正義の本質を探るために、ソクラテスが様々な立場から議論を交わします。この部分は非常に挑戦的ですが、同時に非常に魅力的です。多様な視点を通じて正義についての理解を深め、自分なりの見解を形成することができます。 最後に、このコースでは古代ギリシャの思想だけでなく、現代の道徳心理学に関する議論も含まれており、参加者が新しい観点を学ぶにあたって非常に有意義です。特に、ジョナサン・ハイダイトの研究に基づく道徳心理の要素が紹介されることで、古典的な議論が現代の課題とどのように繋がっているかを感じることができます。 総じて、「Reason and Persuasion: Thinking Through Three Dialogues By Plato」は、深い哲学的洞察を求める人にとって非常に価値のあるコースです。プラトンの対話を通じて、自己認識を深め、信念の根本を問い直す旅に出ることができます。哲学に興味がある方、自己啓発に関心のある方、どちらにとってもお勧めのコースです! Enroll Course: https://www.coursera.org/learn/plato-dialogues